電車の線路に置き石が置かれるとどうなるの? どんな被害や危険性がある?

こんにちは、ヒトデボーイです。
最近はあまり聞かなくなったような気がしますが、電車の線路に置き石が置かれるいたずらがあるとニュースでよく聞いた時期があります。
正直、誰でもできそうないたずらなのですが、これはどれぐらい危険な行為なのでしょうか?
被害の詳細や、鉄道会社側での対策等があるのか気になったので調べてみました!
線路に置き石が置かれると危険なの?
結論から言うと、線路に置き石が置かれることは列車の運行に深刻な影響を与えることがあります。
線路に置き石が置かれることの危険性について詳しく解説していきたいと思います。
置き石は何が危険なの?
線路に置き石が置かれることによる危険性は、大きく分けて以下の2点に分類されます。
(1) 車輪が飛び出す
列車の車輪が置き石にぶつかると車輪に飛び石が引っかかって、車輪が浮いてしまうことがあります。
すると、車輪が線路と接触しなくなり、列車は脱線する恐れが生じます。
脱線が起こると、列車は線路から外れ、周囲に大きな被害をもたらす可能性があります。
(2) 線路の変形
置き石があると列車の通過によって、線路が変形することがあります。
線路の変形によって列車の運行に支障が生じ、列車が遅れたり運休する可能性があります。
それでは、鉄道事業者側ではどんな対策を実施しているのでしょうか?
置き石の対策
線路に置き石が置かれることは犯罪行為であるため、防止策が求められています。
鉄道事業者は、以下のような対策を取っているようです。
(1) 監視カメラの設置
鉄道事業者は線路に監視カメラを設置して、不審者の監視を行っています。
万が一、置き石が置かれているのを発見した場合には、すぐに対応措置を講じることができます。
(2) 訓練の実施
鉄道事業者は定期的に警備員の訓練を実施して、置き石に対する対応策を習得させています。
警備員は線路の巡回を行って、置き石が置かれていないかを確認しています。
(3) 鉄道利用者への周知・啓発
鉄道事業者は鉄道利用者に対して、線路に置き石が置かれることによる危険性について周知・啓発活動を行っています。
駅構内に掲示物を設置し、また、駅員や車掌によるアナウンスや広報誌などを通じて、鉄道利用者に向けて啓発活動を行っています。
鉄道利用者に対しては線路に何か置かれていた場合には、すぐに駅員や車掌に通報するよう呼びかけています。
まとめ
以上のように、置き石による危険性に対しては監視カメラの設置や警備員の巡回などの対策が実施されているようでした。
しかし、置き石を防止するための完全な対策は存在しません。
鉄道事業者ができる限りの対策を講じているとはいえ、鉄道利用者自身も置き石に対する危険性について十分に認識し、注意を払うことが重要だと思います。
それではまた。