横断歩道は何故しましまなのか?

道路を横断する際に、歩行者の助けとなってくれるのが横断歩道です。
毎日当前のように利用しているものですが、あのしましまには何か意味があるのでしょうか?
なんとなく気になりましたので調べてみました。
横断歩道はいつから存在するのか
まずは軽く、横断歩道の歴史について調べてみました。
古くは2000年以上も昔の、イタリアのポンペイ遺跡で確認されています。
当時はアスファルトの代わりに石を敷き詰めて道路を作っていました。
中央を馬車が通り、歩行者は道路の両脇に1段高く敷き詰められた石の上を歩いていました。
また、この馬車の通る中央の道路部分は排水路の役割も担っています。
大雨による冠水時に歩行者が道路を横断する為に、飛び石を設置することもあったようです。
そしてこの飛び石が、横断歩道の起源だともいわれているようです。
ちなみに、日本では大正時代から存在していたようです。
横断歩道は何故しましまなのか?
それでは次にしましまについて調べていきます。
まず、もともと横断歩道は今のようにしましまではありませんでした。
1992年頃まで横断歩道の形ははしごのような形でした。
ですが、今の横断歩道はどこを見ても横線だけで描かれたしましまです。
これは下記の要因から、今の形に変更されたのです。
- 水はけをよくし、スリップを防止するため
- 塗料の使用量を減らし、設置/保守のコストダウンのため
- 車の進行方向からみて、横ラインがあるとわかり辛いため
水はけをよくするというのは、はしごの縦線2本をなくすことで、
横断歩道内のアスファルト部分に溜まった水の逃げ場を作るという意味です。
雨の日に自転車やバイクで横断歩道を横切ったことがある人ならわかると思いますが、
濡れた横断歩道は本当に滑ります。
ブレーキは決してかけてはいけません。マンホールのほうが怖いですが……
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まとめ:横断歩道は効率面からしましまになっている
横断歩道のしましまについてまとめました。
安全面やコストの面から横断歩道は今のしましまになっているようです。
今後、技術の革新によってもっと効率のいい横断歩道ができる可能性もあります。
VR技術とかがこういう場面で生かされるとすごく近未来感がありますよね。
それではまたー
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