転売ってどういう仕組みなの? 違法行為じゃないの? 詳しく調べてみました!

おはようございます。ヒトデボーイです。
最近、ニュースでよく転売ヤーという単語を聞くようになりました。
ポケモンカード、ガンダムのプラモデル、PS5を買おうとしたことがある人は実際に直面したのではないでしょうか。
転売という言葉は簡単で理解しやすいのですが、これが実際どんな流れで発生しているのかが気になったので調べてみました。
ニュースでは問題視されているのに転売行為がなくならない理由も気になります。
違法行為じゃないのでしょうか?
転売の仕組みとは
転売とは製品やチケットなどを購入して、それを高く転売することを指します。
その商品を正規の販売ルートを経ずに売買することでもあります。
転売が発生する背景には、需要と供給のバランスが崩れることがあります。
人気商品は需要が高まると同時に供給が限られてしまい、入手困難になることがあります。
具体的には在庫が限られていたり、販売地域が限られていたり、販売時期が限られていたりする場合です。
このような状況下では購入者が商品を手に入れるためには、転売ヤーから高値で購入するしかなくなってしまいます。
転売ヤーはこういった商品を購入して、高値で転売することで利益を得ることを目的としています。
また、転売ヤーが買い占めを行うことで、意図的に一般の消費者が手に入れる機会を奪うというやり方もあります。
最近では人気商品やイベントチケットなどの希少性が高いものが転売対象となっており、一部の転売業者が大量に買い占め、高額で転売することで大きな利益を得ています。
下記が転売の具体的な手段の一例となります。
1,ボットなどの自動購入システムを用いた大量購入
転売業者は大量の商品を購入することで、希少性が高くなっている商品を確保し、高額で転売することができます。
そのため、自動購入システムである「ボット」を使用して大量購入を行っている場合があります。
このような手法は一般消費者には手を出せない商品を手に入れ、高額で売ることができるというメリットがあります。
2.ファンクラブ先行販売などの優先販売を悪用した転売
アーティストやスポーツチームなどのファンクラブ先行販売や、キャンペーン先行予約など、特定の条件を満たした場合に限定的に販売される商品を、転売する場合があります。
これによって、ファンクラブに入っていない一般消費者は、高額で商品を買わなければならない場合があるため憤りを感じることがあります。
転売の対策はできないの?
転売対策として、まずは販売元やECサイトが購入制限を設定することが挙げられます。
1人あたりの購入制限を設けることで、大量購入を防止することができます。
また、購入時に必要な情報の入力量を増やしたり、購入ページに人工知能を導入することで、不正な購入を防止することもできます。
消費者側でできることとしては正規の購入ルートから購入するようにし、転売の需要を地道に減らしていくことが対策になります。
転売は違法行為じゃないの?
転売が違法行為であるかどうかについては、一概には言えません。
転売が違法となるのは商品の販売にあたって、契約違反や法律違反がある場合です。
例えば、商品に販売制限が設けられていた場合に、それを無視して大量に購入し、転売することは契約違反となり違法とされます。
しかし一方で、正規に購入した商品を転売すること自体は法的には問題がありません。
また、商品の価格が高くなっていること自体が違法というわけでもありません。
ただし、転売された商品が市場に大量に流通し、不当な価格で取引されることで消費者に不利益が生じる場合があるため、社会的に問題視されることがあります。
そのため、転売に対する規制や法整備が進んでいる国もあります。
例えばフランスでは、コンサートチケットなどの転売を禁止する法律があります。
日本でも転売ヤーの取り締まりを強化する法律が制定されるなど、転売に対する社会的な問題意識が高まっています。
まとめ
結論として、転売自体が違法というわけではなく、正規の手段で購入された商品を転売することは法的に問題がありません。
ただし、転売が社会的な問題となっているため、消費者や販売元、ECサイトなど、関係者が協力して対策を取ることが転売行為の防止に繋がるということがわかりました。
消費者側である私としては、正規のルートでの購入を心がけようと思いました。
それではまた!